4.レートの見方

為替レートを表示するときには1ドル=100.50-52、もしくは1ドル100.50-100.52のように表示します。
テレビなどのニュースでは「現在の円相場は100.50から100.52円で取引されています」という言い方で、表示された数字の間で売買されているかのように話されています。
これは正確な表現ではありません。
外国為替取引においては売値(Bid)・買値(Ask)2つの値段を同時に表示するのが基本で、これを2wayプライス(ツー・ウェイ・プライス)と呼びます。レートを提示する側はレートを求めている相手に対して「私が買う場合は100.52円で、売る場合は100.50円ですよ」と売値と買値を同時に提示します。これが上記のレートで表示されている部分でいうと『50-52』の部分にあたるわけです。つまり売値と買値の2つを「100.50-52」という表示であらわしているわけです。
この100.50円と100,52円の差額がスプレッドと言い、FX業者の収益となります。